いぬばぁさん
徳島市万代町の 美容室 hair room union の乾です。
休日に実家に帰ると母が私にこんなことを
。
「ばあちゃんコケて入院しとるんよ~。」
なんですと??Σ(゚Д゚)
今年91歳のばあちゃんは、トイレに行こうとしたところ
コケて、肩と手首を骨折したのだとか。
近くの病院に入院しているらしいのです。
ああ、とうとう怪我したなぁ。。
入院したら痴呆症に拍車がかかってわけわからんようになる。
とか、退院できずにこのままずっと入院生活じゃ。
とか、そんな事を勝手に思って(ばあちゃんに大変失礼)次の日
お見舞いに行くことにしました。
うちのばあちゃん、目は良いので、読書が趣味です。
ボケちゃってるので、同じ本を何度も新鮮に読むことが可能です
読んだことあるかもしれないと思ったけど、読んでてもきっと忘れてる
(やっぱり失礼)と思い、長期間CMでお馴染みのこの本を買って
いきました。
パラパラページをめくってみると、内容は面白そう!
そして字が少し大きく、黒くてはっきりと印刷されているので
お年寄りでも読みやすそうです。
思った通り、ベッドに2冊の本があり「90歳 なにがめでたい」
は読んだことがなさそうで、たいへん喜んでくれました。
「63万部へ~~。すごいなぁ。10万もなかなか売れへんわ~」
「桂子はばあちゃんが本好きなん、知っとったんか?」
「知っとるよ」
このセリフ帰るまでに10回は繰り返したような
4人部屋で片耳聞こえないので声が大きいし、足も悪いから
外に移動できないし。。
ばあちゃんの講演会みたいに大きい声が病室中に広がって
他の患者さんに申し訳ない・・。
だけど、ばあちゃんのストレスも発散させてあげるためには
しばらくお喋りにも付き合ってあげないと。
「なんでこけたのか分からん」と、しきりに言ってみたり、「中央病院に
おると思いこんどったけど、ここは違う病院なんやなぁ。」と言ったり。
ただでさえボケちゃってるのに、こけて頭が混乱してるみたい。
ただ、珍しく戦争の時の話をしてくれました。
戦争を体験した年齢の方のお話は聞けることがないので
それは興味があり、聞き入ってしまった。
そんなこんなで1時間半ほど話を聞いて、帰ってきました。
思ってたより元気そうでよかったです。
だけど、この歳で骨折したら完治はしないし、またこけたら
ケガするだろう。内臓が元気でもこんな風に年を取っていくんだな。
なんて思ったりして。
また来週も様子を見に行こうと思います(*^-^*)