★髪のpHのお話★
徳島市万代町の 美容室 hair room unionの乾です。
前回にヘマチンの話に続いて、今回はpH(ペーハー)のお話です。
髪のpHとは何ぞや??と思われるでしょう。
髪のpHとは、「酸性」や「アルカリ性」を示す数値です。
図にあるように、真ん中pH7が中性で、数字が小さくなる方が酸性、逆の大きくなる方が
アルカリ性です。
酸性が強すぎると・・・「さんさんさんさんさんが効くさん〇ーる」ってな感じで(古っ)
髪が分解して溶け出してしまいます。
逆にアルカリ性が強いと、髪は柔らかく、キューティクルは開き、内部の
タンパク質が外に流れ出てしまいます。
髪がもっとも安定して健康な状態はpH4.5~5.5の間、弱酸性です。
そして、私たちがオシャレやアンチエイジングを楽しむために欠かせない
パーマやカラーリング。これらはほとんどアルカリ性のお薬です。
なので、パーマやカラーをした後は速やかに健康な髪の状態(弱酸性)に
戻すことが髪のダメージを抑える大切なお仕事になるわけです。
ではどうやって戻すかというと、いろいろ方法はありますが、unionでは
簡単なもので、炭酸泉(お客様全ての方に使用しています)や
ヘマチン、酸リンスなどを使っています。
酸リンスとは、言葉道り、酸性の薬剤です。おもにクエン酸などがメインで
出来ていますが、クエン酸の3倍アルカリ除去能力のあるレブリン酸の
配合されたものを使用しています。
なので、弱酸性での安定力が高く、パーマ、カラーを安定させてダメージの
進行をストップさせることが出来ます。
サロンではこの他にもいろんな施術でダメージレスで艶のある若々しい髪で
いてもらえるように工夫していますが、お家でも出来ることを是非していただきたい。
とっても簡単なことです。
お風呂から出たら、早く髪を乾かしてくださ~~~い!!
日本の水道水のpHは7.8の弱アルカリ性です。濡れてるだけでも
髪にはキューティクルが開いてダメージが進行している状態です。
ドライヤーで早く乾かして、髪を硬い強い状態にしてあげましょう。
それだけでも全然ちがいま~す!!
お客様の美しい髪をキープするため、暑い夏ですが、「自然乾燥でOK?」
ではなく、ドライヤーでちゃちゃっと乾かしてくださいね~(*´▽`*)