栗を可愛がってくれてありがとうございました。
徳島市万代町の 美容室 hair room union の乾です。
9月9日保護したスズメの栗が永眠しました
こんな悲しいお知らせをしなくてはいけなくなり、栗を可愛がって
くれ、いつもご来店の時気にかけてくれたお客様に申し訳なく思います。
秋のスズメは羽が生え変わる換羽を迎えるため、体力が普通以上に消耗します。
栗も少し元気がない日が続いていました。
元々生命力の弱かった栗は保護した時の体重10グラムから増えることがなく
普通のスズメなら20g以上あるところ、4か月弱たってもやっぱり10gしか
ありませんでした。
短い命だと感じて、毎日一所懸命お世話したつもりですが、亡くなってしまえば
あの時こうしていれば。とかもっと早く不調に気付けていたら。と後悔がつのります。
亡くなる前の8日はお昼をすぎてから御予約がなかったので、か細く鳴いて
私や青木さんを呼ぶ栗をずっと抱いて眠らせてあげました。
いつも、甘えて抱っこで寝ることを毎日の日課にしていた栗ですが、その日は
ほんとに手の中で熟睡しきっていて珍しいほどでした。
完全に瞳を閉じるのは珍しいので写メを撮りました。
ほんとにしんどかったんだね。ごめんね栗ちゃん。
夜も自宅に帰り、すぐにケージで寝かせました。
そして夜二回ほどお休み毛布をめくって寝ているのを確認したのが
最期の姿となりました。
空を自由に飛ぶことを知らずに鳥生の終わりが来てしまった栗ちゃん。
栗の体力では秋を迎えることすら不可能だったのかもしれませんが
毎日頑張って生きている栗を見ていると、このまま当たり前に冬を越え
羽も生え変わり飛べるようになる日が来ると思っていました。
もう一度飛べるようにしてあげたかったです。
あと、栗が旅立つときはいつものように抱っこして頭をなでてあげたかった。
そうすれば苦しまずに穏やかに逝けるだろうと思っていたけど、実際は
夜の間に一人ぼっちで逝かせてしまった。
前日にずっと抱いていてあげられた事だけが、せめてもの救いです。
あ、あと、最後の夜、食欲がなかった栗に大好物のカステラを食べさせて
あげられたこと。栗はカステラが大大大好きで、その時も飛びついてきました。
その姿を見て、いらない安心をしてしまったのですが・・。
だけど、好きなもの食べさせてあげられてよかった。
栗の最期の食事になったのですから。
瀕死の栗を保護して、青木さんと母の役割をこの4か月弱してきました。
栗は毎日いつの時も私たちの姿を追い、鳴いて「こっちにきて抱っこしてよ」
と愛情をもとめていました。小さな命が全身で求めてくる愛情に私は
毎日癒されて、笑ったり、笑ったり・・いつも笑って笑顔になれました。
可愛い栗ちゃんはお星さまになってしまったけど、私にたくさんの優しい気持ち
をプレゼントしてくれました。栗に対して「ありがとう」という気持ちで
いっぱいです。
最後に、栗を可愛がってくれたたくさんのお客様ありがとうございました。
これで、「保護したスズメの話」は終わりになりますが栗の可愛い写真
を見てあげてください。
やっぱり笑顔にしてくれますよ( *´艸`)
うちに来た初日の栗ちゃん。
目が開いて、お口も大きく開けてくれました。
耳かきで2時間ごとのの差し餌
少し飛べるようになって高い場所に
トトロのようでしょ
遊びを覚えだしました。
栗のお友達
自分で餌を食べるように
眠たくなったら抱っこ
この頃はお腹もフワフワでした
豪快な水浴びもしました
美人な栗・・結局メスなのかオスなのか??
毛引きが始まり、お薬ライフの始まりです。
気分転換のお外遊びもしました。
愛するカステラと
いつもの栗の定位置
最後はカメラ目線をしてくれた栗。
どの写真も可愛すぎる栗。私もまたここに会いに来たいと思います。
皆様ありがとうございました。