ばあちゃんノート
徳島市万代町の 美容室 hair room union の乾です。
骨折して入院している91歳のばあちゃんに、「ばあちゃんノート」を
作りました。
戦争時代を生きた時代の人だから、苦労してきた。
ボケちゃってるから、話の内容はそんな昔の話がほとんど。
ばあちゃんの武勇伝は親のため、嫁いだ家のため働きづめだった
若いころの話。自分の欲しい物は何ひとつ買わずに尽くした時代の話。
現代の「使い捨て大量消費」の時代とはまったく違う。
感覚が違い過ぎて、解かってあげられないこともあるけど、
孫の私が出来ることといえば、
「よく頑張ったね。ばあちゃんが苦労して
頑張ってくれた時代があるから、今の私達は幸せです。ありがとう。」
なんてちょっと恥ずかしいような言葉をかけてあげることくらい。
ただ、耳があんまり聞こえないので、手紙に書くことにしました。
お客様から「ノートを一冊作って、来た日にちや話した内容を書くと
後でそれを見るからいいよ」とアドバイスをもらって作る事にしました。
もっと可愛いノートにすればよかったと後悔。。
手紙を含め、孫、ひ孫の写真も貼り付けました。
母と私
ボケちゃうってこういう事なんだな~。と実感した。
孫の名前、ひ孫の名前、姉妹関係。何度も説明して納得したように
見えても、ページをめくり次の写真を見るとリセットしてしまうようです。
名前も家族構成も記憶は、それそれバラバラのパズルのピース。
ピースの合わせ方は、毎回違うのです。
姪の成人式
数ページ、20枚の写真のばあちゃんノートに一通り目を通すのに
2時間かかった。
ばあちゃん
ヘタしたらこのノートの事も忘れてしまうかもしれないけど
退屈で窮屈なばあちゃんの時間がちょっとでも楽になれば
いいなあと思います。